我が講座の一つであるセラピストコースも、終盤に入った生徒さんがいる。
メッセージを受け取るというチャネリングの手法を使って、
カウンセリングの練習をすることになった。
そしてその練習相手は、私。
私の何について見てもらおうか、そんなことを自分の内側に問いかけ、
届いてきた、ある1つのテーマを生徒さんに投げかけた。
すると、その生徒(すでに立派なカウンセラーになっている)さんは、
受け取った言葉をノートにすらすらと書いていった。
「あなたのトラウマや、癒されていない過去に問題がある」
この言葉が大変印象的だった。
今年に入ってから途切れることなく、まだ残っているトラウマや感情の問題を癒してきたはずなのに、
「え、まだあるのか……」
不意にやってきたメッセージをなかなか受け入れられない自分。
私の内側では、ちょっとした動揺が引き起こされていたのだ。
しかし、カウンセラーとして重要なのは、相手に意識を置きすぎることではない。
たとえ、自分が受け取ったメッセージがクライアントにとって、受け入れがたい内容であっても、
それが後になって非常に効果を上げることがある。
だからこそ、相手が多少動揺していても、ひるんではいけない。
カウンセラーを育てる先生として、
カウンセラーは、クライアントの反応を気にしすぎてはいけない、ということを伝える。
その一方で、一人のクライアントとしては、動揺していたのである。
一人二役、忙しい……汗。
そうか。
まだここから、さらに見つめることがあるんだ。
正直、11月の後半になってから、自分自身を見つめる作業をあまりしていなかった。
でもそれは、心の大掃除はもうすっかり済んだと思っていたから。
そんなときに、ふっと現れた「メッセージ」。
そして、次の日の夜。
それは、やはり妻の言葉から始まった。
寝る前に突然、何の脈絡もなく
「準備はもう済んでるの?……」の一言。
「う"ぅ…なぜそれを……」
ピンポイントで突いてくる非常に耳の痛い言葉。
それは心の中で摩擦が起きるくらいに。
でも、こうして、女性から自分にとっての必要なメッセージが数多く届けられることを私は知っている。
だからこそ、それを重々承知して受け入れたのだ。
それに私にとっては、これぐらいがちょうどいいこともわかっている。
優しい言葉で言われただけでは、自分の意思で動かないこともある。
そう、だからちょっとした摩擦は必要なのだ。
こうして、自分のトラウマをさらに癒していく必要があるというメッセージが、追い打ちをかけるように届けられた。
カウンセリングアイアム。
これは、自分自身のことをカウンセリングしていくための手法として、私が生み出した手法である。
これらを生徒のみなさんに伝えていくために、まずは自分の内側を深くカウンセリングしていくことを、
時を経て重ねてきた。
12月に入って少し経た頃。
夕飯前、お風呂から出たとき、急になんとも言えない疲れがどっと出てきた。
もう立っているのも大変。
夕食の準備をしている妻に声をかけ、
居間へ移動し、自分でできる応急処置をする。
さらに数日後、朝まだ布団の中にいるときのこと。
自分の内側から浮かび上がってきた言葉のままに、呼吸法のワークをしていた。
すると右腰あたりに、鈍い痛みが浮かび上がってきたのだ。
一連の流れを受けて、私の心の第一声は、「やっぱりまだあったのか…」。
なぜ、ここに痛みがあるのか、心の中で問い合わせていき、カウンセリングアイアムを重ねていく。
気づくと1時間半くらい経っていることもある。
今日は、そんなことを続け、4日目の朝だった。
今となっては、「あなたの過去に問題がある」とメッセージを伝えてもらったことを、心から理解できる。
その言葉と、追いかけてくるように伝えてもらったさらなるメッセージによって、大切な心の準備ができたようだ。
もしメッセージがなかったら、腰などに痛みが現れても、しばらくそのままにしていたかもしれない。
自分の内側を見つめる、カウンセリングアイアムをしようとしなかったかもしれない。
年の瀬も近づく今日この頃、魂の掃除というのも悪くない。
右腰から始まった痛みは、右頬や右頭、そして右肩へ、また右胸から出てくる気持ち悪さなども、
連なっているかの如く発生してきた。
それに対して、一つ一つ癒しを進める。
自分の過去をゆっくりと眺め、理解していく。
これにより自分の内側は、さらに前に進みやすくなっているようだ。
そう。
内側の癒されていない自分自身も、前に進めるようになる。
過去の癒されていない自分自身は、まだまだ内側で、見てもらいたくて、産声をあげたくて、体の症状として伝えてくる。
この先へ、私が進んでいくためには、今はこれがとても大切。
時間をかけ、じっくりやっていこうと思う。